このたび、当科上部消化管グループのチーフである松原講師が、高度肥満症に対する外科治療について記者会見を行いましたので、ご報告いたします。
 本手術は、島根県内で初めて実施される高度肥満症に対する外科治療です。
 今回導入した術式は、**腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(Laparoscopic Sleeve Gastrectomy:LSG)**です。胃の約80%を切除して細長い形状にすることで、食事摂取量を減少させるだけでなく、食欲に関与するホルモンにも作用し、体重減少を促すことが期待されます。
 さらに、体重減少による効果として、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの代謝性疾患の改善や、患者さんの健康状態・生活の質(QOL)の向上にもつながることが期待されています。
 当科ではこれまでも、がんをはじめとするさまざまな疾患に対し、低侵襲な腹腔鏡手術を積極的に行ってまいりました。今回の高度肥満症手術についても、高度な腹腔鏡技術を有するスペシャリストが執刀いたします。
 また、本件については各報道機関にも取り上げていただき、多くの関心をお寄せいただいております。
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-4030025688
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/1071867    
 私たち外科医には、地域医療を支える立場として、新たな治療法や医療技術を地方においても提供し続けることが求められています。今後も日々研鑽を重ね、地域の皆さまにより良い医療を提供できるよう努めてまいります。
これからも島根大学医学部消化器・総合外科へのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(文責:中村光佑)

   

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