令和6年2月10日(土)第59回山陰小児外科内科・周産期研究会を、医学部キャンパス内で開催しました。当日は天候にも恵まれ、お陰様で57名の参加者が集まりました。複数の診療科が関わる内容の演題が多く、また近しい医療圏で発生した症例の報告とあって、質問や意見が次々と挙がり、大変活発な討論が交わされました。

特別講演では、岡山医療センター小児外科高橋雄介先生をお招きし、「周産期~小児期の腎不全外科診療」と題して御講演頂きました。小児腎移植の流れだけでなく、診療体制の構築、臓器移植法改正に伴う変化などをわかりやすく解説頂きました。実は高橋先生、以前移植の場で日髙教授をお見かけしていたとのことで、こんなところでも新たな「縁」が生まれていました。

 少しずつ準備を重ねてきた研究会が盛況に終わり、今はとても充実した心持ちですが、ここに至るまで紆余曲折ありました。前回第58回開催(2020年2月当学小児科主幹)以降、新型コロナに関連した様々な制限により開催を延期して参りました。その他準備・調整に難航し、実に4年もの月日が経っていたのです。今回の研究会を通して、山陰両県の周産期に日々携わっておられる方々と直に顔を合わせ、交流を深められたことに、ただただ心が熱くなりました。

ご来場頂きました皆様はもちろん、温かいご支援を頂きました代表事務局鳥取大学消化器・小児外科学の先生方へ、心から感謝申し上げます。

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