【ご報告】Da Vinci Training Programを受講してきました。
2025年07月07日
手術支援ロボットは、1980年代からナビゲーション手術装置や内視鏡下手術の補助装置として開発が進められてきました。現在、世界的に普及しているIntuitive Surgical社の「da Vinci Surgical System」は、1999年に欧州でCEマークを取得し、2000年には米国でFDAの承認を受けました。日本では2009年に薬事承認され、2012年にはロボット支援腹腔鏡下根治的前立腺全摘除術が保険収載されました。その後、胃がん・食道がん・直腸がん・肺がん・子宮がんなど多くの領域に適応が広がっており、当科でもda Vinciを用いたロボット支援手術を積極的に導入・実施してまいりました。
このたび、2025年6月4日に石飛先生(術者)と井上(助手)が、大阪市内にある Intuitive Surgical 社の施設でDa Vinci Training Program を受講しました。
今回の受講を経て、石飛先生は当科大腸外科グループにおける 4人目のda Vinci術者となり、さっそく6月13日にロボット支援下低位前方切除術を執刀されました。
今後も手術支援ロボットを活用し、より安全で質の高い低侵襲手術を患者さんに提供できるようにチーム一丸となって研鑽を重ねてまいります。
【文責:井上 圭亮】