iPadを用いた臨床実習
先日の同門会の総会で、教授が「教室の1年の歩み」というプレゼンテーションをしました。その中から、目新しいものをピックアップ。

当講座では「iPadを用いた学生教育」に取り組んでいます!具体的には
①典型症例の把握
・代表的疾患の病歴・画像・血液データ等の情報
・疾患ガイドライン掲載
... ②実習の補助
・外科解剖と基本的外科手技の図解(腸管吻合など)
・手術手順書
・手術ビデオ
③情報収集
・Wi-Fi 環境
・Pub-Med、医学中央雑誌へアクセス
など、目的としています。

他には、電カルとリンクする画像解析ソフトで処理した3D画像を術中に見ることもできます!!
右の写真は、術前に作成した画像を、手術中にみえる腹腔鏡の画面と照らし合わせて、解剖・術式の理解に役立てるというものです。
現在の5年生の、最初のポリクリ班の時に導入されました。他科でも同様のことを行っているところもあるかと思いますが、院内では当講座がさきがけであったと思います。

まだ、発展途上の段階ではありますが、
医学教育というのは大量の知識を必要とし、教科書が厚く持ち歩くのも大変です。
また、外科においては解剖学知識が必須であり、3次元的な構造の認識能力を必要とします。
そういった面でこのようなタブレット端末は、内容が充実すればすばらしい実習&教育デバイスとなると思います。さらなる充実を図った行きたいと思います。
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